今日はキイトルーダ投与日、昨年末から提案されていた投与の終了を主治医と話合いました。昨年9月から投与間隔が6週間ごととなっているので、結論をだすのに時間がかかりましたが今日の投与で一旦中止して経過観察に移行することとなりました。
主治医の先生、中止の提案をされるのにかなり気力が必要だったと思っています。がんの化学療法薬に耐性が出来て中断するのと異なり、維持効果が継続するなかでの中断を提案するのはなかなか難しいことと思っています。そんななかで、中止をご提案いただいた主治医の先生には心から感謝しています。
私の場合、2016年6月 に肺がん(扁平上皮がん)の確定診断を受け1stラインでシスプラチンとドセタキセルの投与を2クール同時に古いタイプの放射線照射を併用して治療しました。進行性の肺がんだったので、翌年には肺の再発と小脳への転移がありどちらも放射線の定位照射(サイバーナイフ)で治療。この再発は確定診断よりもダメージが強く、やっと普通の病気とがんの違いが少し理解できたようでした。
今回の治療(キイトルーダ投与)は 2017年6月から開始、効果は高く有害事象はほとんどない状態で 4年経過。キイトルーダに限らず免疫チェックポイント阻害薬の中止に関しては明確なエビデンスはないようですが、有害事象で治療を中断された患者さまで効果が継続する臨床例はかなりあるようです。投与を受けたころは単剤使用だけでしたが今が併用使用が主流になっているので、適正な経過観察をすることでそれなりの対応が可能と理解しています。
今日は検査と診断の間に胃の内視鏡検査を入れていたので、キイトルーダ投与終了後にコーヒータイムを取りました。
主治医の先生を始め治療にあたってくださみなさんとの良好なコミュニケーションがあったことが、この6年間で一番の助けになったことです。
みなさま、ありがとうございました。
肺がんに限らずがんの症状は個人差が大きく、このブログはあくまで私個人の状態でsじゅ。患者さまは必ず主治医の先生とご相談の上、最適な治療に取り組んで下さい。
まさに「卒業」という言葉がふさわしいような気がしました。
これまでよく続けてこられて。しかも重篤な副作用がなかったのは、実にうらやましくも素晴らしいことでした。湿疹だって、本当は大変でいらしたとは思いますが、親爺さまはあまり愚痴もおっしゃらないし、お仕事も続けていらしたし、そういうことを考え合わせると副作用は多い方ではない、と思う次第です。
効果が持続するのがキイトルーダのひとつの特徴と、私は治療スタート時に主治医からそう言われたことが忘れられません。2018年当時、「投与をやめても効果が持続する人」がすでに認められていた、ということですよね。
親爺さまの主治医の先生も勇気がおありになった。でも、親爺さまが気高いチャレンジャーであるから、こういう流れになったんじゃないかな。私はそう思います。強く、そう思います。お疲れさまでした。
ビートママさん いつもコメント有難うございます。
肺がん診断を受けて6年 キイトルーダを始めて4年、おかげさまでこんな場所にたどり着きました。
おっしゃる通り、私副作用はほとんどなく主治医の先生も診察の時はいつもご機嫌で対応していただきました。これは、深刻な診断をする必要がなかったためと思っています。
後々のことを考えると、主治医の先生も中止の提案をされるのにかなり迷われたと思います。
主治医と患者の良好なコミュニケーションがあっての上での提案で、あえてそれをしていただいた主治医には深く感謝しています。
率直な感想としては、解放されて嬉しいような部分と不透明な先行きの不安感の両方とも感じている次第です。
これからもよろしくお願いします。